どうも、ヒロキです。
わたくしめ、2023年6月5日〜8日にWEST EXPRESS 銀河という夜行の寝台列車で松江、出雲に行ってまいりました。
結論から言いますと、一生思い出に残るほど素晴らしい体験となりました。
WEST EXPRESS 銀河に乗ろうと思ったきっかけは、とある鉄道系YouTuberが紹介しているのを見て「乗ってみたい」と思ったから。
出雲へ行くなら新幹線か飛行機で行ったほうが断然早いですが、あえて時間をかけてゆっくり行くのも旅の醍醐味だと思ったので、今回は寝台列車で行くことにしました。(行きも帰りも寝台列車を利用しました)
さて、今回の旅の目的ですが、以下のように設定しました。
- 京都駅の「中村藤吉本店」で生茶そばとパフェを食べる
- WEST EXPRESS 銀河のグリーン車を堪能する
- 松江城に行く
- ぐるっと松江堀川めぐり(乗船ツアー)に参加する
- 松江のグルメをいただく
- 松江の「ホテル一畑」に宿泊する(和洋室のレイクビュー)
- 出雲大社に行く
- 出雲のグルメをいただく
今回は4日間とボリュームがあるので、3つか4つのパートに分けてお届けします。
当記事ではまずパート1、京都駅でのグルメ、およびWEST EXPRESS 銀河で京都駅〜松江へ行くまでの旅路を振り返りたいと思います。
それではまいりましょう。
WEST EXPRESS 銀河の予約まで
WEST EXPRESS 銀河に乗車するためには事前に予約する必要があります。
予約サイトはこちらで、日本旅行というツアー会社のパッケージを通して申し込む必要があります(列車のみ単体で予約することは、今のところできないみたいです)。
僕が申し込んだのは「往復銀河利用 4日間(車中2泊 + 宿泊1泊)」というプランで、宿泊に関しては旅行会社の提示したホテルの中から1つ選ぶ形になります。
料金は座席やホテルによって変わってきますが、僕の場合、ホテルは松江の「ホテル一畑」、座席はグリーン車で、全て込み込みで63,000円でした。
(ちなみに、ツアーで付いてくるホテルの部屋はシティービューしかなく、僕はどうしてもレイクビューが良かったので、Booking.comで同じホテルのレイクビューを別で予約しました…つまりダブルブッキングしましたww これについては後ほどパート2あたりで)
寝台列車往復(グリーン車)、宿泊つきでこの値段は個人的に安いのかなと思います。
ただ、問題は予約がなかなか取れないこと。
正確にいうと、グリーン車およびグリーン個室の予約がなかなか取れない。
普通車はスカスカと言っていいほど空いていますが、グリーン車とグリーン個室は満席の可能性が高い(今回もグリーン、グリーン個室は満席でした)。
なので、グリーン車およびグリーン個室を狙っているなら早めに予約した方がいいでしょう。
出発の日程にもよりますが、特に週末発の列車はすぐに予約が埋まるので。
予約が取れたらクレジットカード(もしくは銀行振込)でツアー代を支払い、ツアー1週間前くらいになると郵送で乗車券や弁当の引換券などが送られてきます。
あとは、当日にこれらのセットを忘れずに持っていくだけです。
早めに京都へ行き、「中村藤吉本店 京都駅店」へ。茶そばとパフェがうま過ぎた。
今日は6月5日。
僕の旅は地元名古屋からスタートします。
さて、今日乗車する寝台列車「WEST EXPRESS 銀河」は京都駅を21:15に出発予定。
なので、21:00前くらいに京都駅入りしていれば十分間に合うのですが、せっかく京都へ行くんだし、かねてより行ってみたかった店があるので、早めに京都入りすることにしました。
ということで、18:00ごろの新幹線に乗って京都へ(早っw)。
名古屋から京都まではあっという間で、18:30には京都駅に到着。
寝台列車の出発まであと3時間近くもある、、、そんなに気合い入れてまで行きたい店ってなんぞや?
よくぞ聞いてくれました(誰も聞いていないw)。
僕が今回行ってみたかった店、それは「中村藤吉本店 京都駅店」です。
「中村藤吉本店」は宇治に本店がある、緑茶やほうじ茶などを使ったスイーツをメインに提供している店で、茶そばなどの軽食メニューも扱っています。
かなりの人気店で、平日でも開店前から行列ができることも。
んで、僕の今回のお目当ては「生茶そば」と「パフェ」。
Googleマップの口コミでは高評価なので、楽しみ過ぎて鼻血でそうww
さて、京都駅に着いたものの、京都駅はびっくりするくらい広い、、すぐ迷うw
15分ほど散々迷った挙句、お目当ての「中村藤吉本店」を見つけました。
場所は京都駅西改札口の反対側のエスカレーターを上り、
左へまっすぐ自動ドア入り口に入った目の前にあります。
この十字マークが目印。
ここは時間帯関係なく並んでいるかもしれないと風の噂で聞いたので早めに京都駅来てみたものの、普通に空いてました(笑)
まぁ、何事も早め早めの行動が一番。
店員さんに案内され、席に着きます。
すると、すぐにウェルカムティーが出されました。
時期によってウェルカムティーの内容が変わるらしく、僕が行ったときは「新茶」でした。
とても美味しゅうございました、、ですが、ちょっとカフェインが強過ぎたかな〜。
後で胃がキリキリしたので。
(のちに、このカフェインが悲劇をもたらすことになるとは、この時の僕は思いもしなかった…)
さて、メニューはある程度決めているけど、一応メニュー表を眺めよう。
スイーツはパフェのほかに、ゼリー、あんみつ、ソフト、かき氷など多彩。
急に迷いが生じ始めたw
とりあえず、まずは軽食メニューを注文しよう。
軽食メニューは事前に決めていた「宇治てん茶を楽しむ”きつね”生茶蕎麦」のセットを注文。
しばらくしてやってきました。
見た目からうまそう。
茶そばからは緑茶の芳しい香りが漂ってまいります。
それでは、さっそく茶そばからいただきます。
うん、緑茶の香りがしっかり感じられる。
さっぱりして美味しいではありませんか。
夢中になって食べていたのでどんな味だったかあまり覚えていないですがw
無我夢中になる程美味しかったということです。
5分ほどであっという間にペロリと平らげてしまいました。
少し量が少ないのがアレですが、ここは量よりも質の店なのでね。
続いてはセットについていた抹茶ゼリーをいただきます。
ここの抹茶ゼリーはお土産(京都駅の新幹線改札内のお土産店で売ってた)で食べたことがあるので味は知っていたいんですが、、
これは本当にうまい!!
抹茶ゼリー自体に甘味はほぼありませんが、付属のあんこの甘みとうまくバランスが取れてちょうど良い甘さになる。
ゼリーは抹茶の程よい苦味の感じられて、さっぱりとした味わい。
全体的に甘さ控えめなので、本当に「つるん」といただけます。
これは、甘いのが苦手な人にぜひおすすめしたいです。
さて、茶そばのセットを全て平らげた僕ですが、茶そば自体が少なめだったのでまだ胃袋には余裕がある。
それに、時間もまだ2時間近くあったので、せっかくだし追加でパフェも注文しました(食べ過ぎw)。
それがこちら↓
まるとパフェのほうじ茶バージョンでございまっ。
こんなん、うまいに決まって、、、
うんまぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁい!!!w
全体的に甘さは控えめ。
生クリームやアイスの甘みとほうじ茶の香ばしさが絶妙なバランスで調和している。
全然くどさを感じないので、茶そばのセットを食べた後なのにペロリと食べられる。
個人的に、今まで食べたパフェの中で一番美味しい!
これはまた食べたい、、、この味が忘れられない。
ブログを書いている今ですら、思い出すたびに涎が出てきそうです🤤w
もし京都へ行くなら、ぜひこのパフェだけでも食べてほしい!(まるとパフェ布教委員会代表、ヒロキよりw)
パフェを食べ終えた頃には良い時間になったので、そろそろ寝台列車に乗る前の買い出しといきましょう。
西口にある「おみやげ街道」へGO!
ここには京都のいろんなお土産が勢揃いしています。
ん?なぜか赤福があるように見える、、のは気のせいだろうかw(しかも結構売れてる)
それはともかく、僕の目的はおつまみ。
探していると、見つけました。
最高のビールと最高のおつまみ。
絶対最高の組み合わせだろ、これ。
バッチリ購入してまいりました。
これで、寝台列車の準備は完璧。
いざ、改札を抜けたいと思います。
いよいよ、WEST EXPRESS 銀河と感動のご対面へ。
20:50ごろ、いよいよ改札を通り抜けます。
事前にもらった乗車券、特急券を用意して改札へと進みます。
改札を抜けたら、WEST EXPRESS 銀河が入線する31番線へと向かいます。
西口からだと少し遠い。
案内がありました↓
電光掲示板には「銀河」の表示が。
なんか特別感あっていいですね。
ここから階段を降りて、31番線のある方へと進むと何やら見えてきました。
銀河の垂れ幕が。
良いですねぇ。
さて、只今の時刻21:00。
銀河号は21:10ごろの予定なので、それまでホームで待機。
そして、ついに運命の瞬間がやってまいりました。
銀河号の入線です。
もう鳥肌立ちましたよ〜w
鉄道マニアじゃない僕ですら、興奮するほどですから。
さて、銀河号が到着したことだし、さっそく中へ入っていきましょう。
いざ、WEST EXPRESS 銀河へ乗車。予約していたグリーン車の乗り心地やいかに?
わぉ!
これはすごい。
もう快適な旅が約束されたも同然。
グリーン車は座席がボックス席の対面になっていますが、夜行運行時は2席を一人で使える。
この座席、後で紹介しますが完全フルフラットのベッドにすることもできます。
これで安眠は保証された、、完璧だ。
そうこうしているうちに、列車は出発。
銀河号が珍しいのか、撮影しにくる人もちらほらいました。
列車も出発したことだし、さっそく楽しみにしていたアレを出すとしよう。
これこれ!!
寝台列車でビールとつまみをいただきながら車窓の景色を見て黄昏るのが僕の夢だったんですよw
んで、今回買ったのは「LUCKY DOG」っていうビールと、つまみの「クリームチーズ生ハム包み」。
これがですねぇ、、
めちゃくちゃうまいんですわ!
てかこのビール、フルーティーで飲みやすい。
クリームチーズの生ハム包みが進む進む、、生ハム食べるとビールが進む進む、、
お互いの相乗効果により、ビールとつまみは一瞬でなくなりましたw
もっと買っておけば良かったと後悔w
ちょっとほろ酔いになった僕は、この後車窓の景色を眺めながら黄昏たのであったw
こういう贅沢な過ごし方最高!
夢が一つ実現した瞬間でした。
夜食の弁当が想像以上のボリュームで腰が抜けた
今回の列車旅では夜に1回、朝に1回それぞれ弁当が出ますが、
時刻は22:30を回ったところ、「お夜食のお時間ですよ〜」と車内アナウンスが流れたので、バウチャー券を持って弁当を配布している4号車へと向かいます。
(1号車から4号車は地味に遠いw)
自分の番がやってきたら、バウチャー券をスタッフの人に渡します。
すると、本日のお夜食「銀河特製弁当」が渡されます。
その他、銀河のロゴ付きのシールや、銀河特製缶バッジ、ポストカード、乗車記念カード、観光パンフレットなどがもらえます。
記念品としてはとても価値のあるものだと思うんですが、、
ぶっちゃけ僕は弁当以外はいらないw
強いていうなら、銀河ロゴのシールくらいかな、、もらって嬉しいと思ったのは。
缶バッジとか正直使い道がない、、速攻でゴミ行き…….、誰かにあげたいくらい。
さて、弁当を受け取ったら1号車の愛しのグリーン座席に戻り、弁当開封といきましょうか。
それでは、いざオープン!
えっ!?
おにぎり2個も!?!?
今、22:30ですよ。
良い子はもうすぐオネンネの時間ですヨ?
僕、さっき京都駅で茶そばとパフェを食べたばかりなのに、さらに先ほどクリームチーズ生ハムの包みとビールいただいたばかりなのに。
夜食なのにこのボリュームは無理ゲーですw
それに、明日の朝の弁当も控えている。
普段朝ごはんを食べない僕にとっては、今ただならぬピンチな状況に置かれているのであるw
それはともかく、どう逆立ちしても食べられる量じゃなかったので、おかずだけ食べておにぎりは明日の朝食べることにしました。
さて、明日の朝食弁当もらったらどうしようかな、、明日のことは明日考えるかw
WEST EXPRESS 銀河のグリーン車の寝心地やいかに?
時刻はもうすぐ0時を回ろうというころ、車内の照明が落とされ、車内アナウンスも明日の朝まで流れないと、先ほどアナウンスがありました。
ついにオネンネの時間ですね。
さて、そろそろ愛しのグリーン座席をフルフラットベッドにフォームチェンジしますか。
こちらはまだ座席の状態↓
そして、こちらがフォームチェンジ後の姿↓
両側の座席をそれぞれ前に倒すことで、このようにベッドとして利用できるんですね。
各座席にはシーツと枕、ブランケットが1枚用意されていました。
さて、明日は観光下車があるので朝早く起きる必要があるので、そろそろ寝ますか、、
うん、寝ますか、、、、、
2時間後………
今度こそ寝ますか、、、、、、
4時間後………
あれ、おかしいな、、全然寝れないぞ。
なんでだろう、、遠足前の小学生みたいに興奮しちゃって眠れない?
いや、それはない、多分。
では、他に原因はないか、前日の行動を振り返ってみると、一つだけ思い当たることが、、
そう、これですよこれ。
「中村藤吉本店」で出されたウェルカムティーの新茶。
このカフェインのおかげで目がギンギンに冴えて全然眠れませんw
まさか、ウェルカムティーでやられるとは、、
結局、この日は一睡もできず。
寝不足のまま2日目の朝を迎えました。
いや〜眠い、実に眠い。
グリーン座席の寝心地はそこまで悪くなかったんですが、予想外のことが原因で寝れませんでした。
あと、カフェイン以外に考えられるとしたら、車内の冷房が効きすぎて少々寒かったことかな。
なんせ、僕はバリバリの半袖でしたからw
ブランケットが薄すぎて防寒にならないw
銀河に乗るならマイブランケットを持って行った方がいいかもしれません。
【翌朝】「安来駅」でのおもてなしが凄すぎた!名物「どじょうすくい踊り」でお出迎え
さて、本日の目的地は「松江駅」で、松江には8:45着の予定。
それまでに、いくつかの駅にしばらく停車するので、そのタイミングで下車観光することもできます。
まず本日初めて停車したのは「生山駅」。
ここで30分ほど停車するので、下車して周辺散策したりしました。
が、生山駅何もなさすぎて速攻で戻ってきましたw
生山駅では駅のホームで地元の特産品の販売をしていました。
トマトジュースが有名とのことなので、朝の一杯にふさわしいトマトジュースを1本購入しました。
このトマトジュース、めちゃくちゃ美味しい!!
甘味が強いけどさっぱりしていて、トマト独特のクセが全然ない。
ごくごく飲める。
こんな美味しいトマトジュースは初めてかも。
1本400円くらい(高っ!)しますが、ぜひ一度味わってみてほしいです。
生山駅の下車観光が終わり、続いては8:04に「安来駅」に到着。
さっきの生山駅とはうって変わって、ここのおもてなしが凄すぎた。
お出迎え隊による、伝統芸能?の披露。
さらに、一番の名物と言われている「どじょうすくい踊り」まで。
特に、どじょうすくい踊りは見てて面白い。
停車時間は20分でしたが、あっという間に過ぎてしまった。
てか、さっきの生山駅の停車時間をこっちの「安来駅」に割り当てて欲しかったわw
時間になり、列車に戻ります。
お出迎えもすごかったけど、お見送りもすごい。
とても盛大なお見送りありがとうございます。
さっきの生山駅のお見送りが地味過ぎて、そのギャップに感激しておりますw(生山駅、お見送りの人2人しかいませんでしたw)
さて、列車が出発した後に朝の弁当を受け取りに行きました。
これが朝食弁当↓
え、思った以上にボリュームあるんですけど。
てか、まだ夜食のおにぎり食べてないんですけどw
悩みに悩んだ結果、朝はおにぎりを食べて、こちらの弁当は持っていくことにしました。
荷物が増えてしまいますが、これは今夜のおかずにしようと思いますw
松江駅に到着。いよいよ松江観光がスタート
あれよあれよという間に、列車は松江駅に到着。
ただいまの時刻は8:45。
時間通りの到着です。
ほとんどの人は出雲駅で降りると思いますが、松江で降りる人も僕含めてちらほらいました。
改札へ出る手前にこんな看板が↓
島根って「美肌県」だったのか、、知らなかった。
さて、改札を通ろうと切符を入れたんですが、、なぜか切符が弾かれてしまったので駅員さんの元へ。
そのまま切符を回収してもらっても良かったんですが、せっかくなので記念切符としてもらうことにしました。
僕はこの切符さえあれば、他の銀河の記念品など何もいらないですw
さて、これから松江観光をするわけですが、まずは最初の目的地「松江城」へ向かいたいと思います。
早速、駅の北口へ。
ここからバスで松江城まで行けるんですが、、
バスの待ち時間や、バスの運行ルートを加味すると歩いて行った方が早かったので、僕は駅から歩いて向かうことにしました。
駅から徒歩25分くらい、、散歩が好きな僕にとっては朝飯前の距離ですなw
それでは、さっそく松江城へと向かいたいと思います。
パート2(松江観光編)へと続く。
松江・出雲の旅の記事一覧
- 【寝台列車で行く松江・出雲の旅①】WEST EXPRESS 銀河で京都駅から約12時間かけて松江駅へ。グリーン車超快適!一生思い出に残る体験だった。(←今ココ)
- 【寝台列車で行く松江・出雲の旅②】島根の観光名所「松江城」と「ぐるっと松江堀川めぐり」へ→最高にうまいそばと舞茸の天ぷらに出会う→目の前が湖!ホテル一畑の和洋室ルームが最高すぎた。
- 【寝台列車で行く松江・出雲の旅③】松江から出雲大社へ。出雲大社の参拝および散歩→出雲名物「割子そば」と「白玉クリームぜんざい」が絶品すぎた。もう思い残すことはありません。
- 【寝台列車で行く松江・出雲の旅④】WEST EXPRESS 銀河で出雲市駅から京都駅へ。行きとは異なる「弁当」や「おもてなし」を満喫。下車後は伏見稲荷大社を観光→京都駅で抹茶パフェ食べて帰宅。
コメント