どうも、ヒロキです。
つい先日ですが、とある物を買うためだけに燕山荘(えんざんそう)という山小屋まで登ってきました。
「泊まってよかった山小屋」のランキングで1位に選ばれるほど満足度の高い燕山荘。
実は僕も過去2回ほど燕山荘に泊まりましたが、その名に恥ない素晴らしい山小屋でした。
そんな燕山荘に最後に行ったのが2023年10月、あれから2年経った今年。
今回は宿泊なしの日帰り(下山後に有明荘に宿泊)で登ってきましたが、、、
結果から言うと、体力無さすぎて死にそうになりましたw
2年前では考えられないほど体力落ちている。
ここ半年ほぼ運動していないツケというのもありますが、今年で37歳にもなる僕はもう歳かなぁw
この記事を書いている現在、絶賛筋肉痛で生まれたての子鹿状態ですが(笑)、
正直今回の登山でもう二度と行きたくない!ってくらい堪えました。
そんな僕の壮絶なる登山レポートに興味のある方はどうぞ。
ちなみに、タイトルに燕(つばくろ)とありますが、燕岳の方には行っていません。山荘までです、、、タイトル詐欺でサーセンw
登山口までの道のり
燕山荘は中房温泉登山口から歩いて片道約5時間(標準的なコースタイム)ほどの道のり。
まずは登山口までアクセスします。
しかし、僕は登山日の数日前にある衝撃の事実を知ることに。
本来は登山口から徒歩10分手前くらいに駐車場があるんですが、、、
2025年4月中旬ごろにその駐車場に至るまでの道で崩落事故があったらしく、現在は復旧工事のため一般車は通行止め。
8月のお盆までには復旧する予定とのことですが、それまではバスで崩落現場手前まで移動→徒歩10分→無料送迎で登山口へというステップを踏む必要がある。
マジかぁ〜。
この事実を知った時点で行くのやめようかと思いましたが、、、
しかし、僕はどうしても燕山荘に行って買いたい、、いや買わねばならないものがあるのだ(笑)
なので、ぶっちゃけクッソ面倒くさいけど心を鬼にして行くことにしました(笑)
まずは登山者用の無料駐車場「穂高駐車場」に車をとめ、

穂高駅まで5分ほど歩き、

バスに乗車して崩落現場手前まで行きます。
料金は1,500円(現金オンリー)。

バスは30人乗りと小さめ。
ただ、今回は平日なのと崩落事故の影響で人は少なめ(最終的に僕含めて13人が乗車)。
それにしても、うち半数が外国人(中国人か台湾人?)だったのは驚き。
崩落現場手前で降ろしてもらい、そこから10分ほど歩きます。

ここが崩落現場っぽい。

しばらく歩くと、無料送迎の車が待機していてくれたので乗車。

無料送迎車の台数と乗車人数には限りがあるっぽく、一度に13人全員は運べないので、
遅れてきた人は第一便が戻ってくるまで待機していました。
これ、休日だと人多くて何往復するんだろうな。
最初の便に乗りたければダッシュで行くしかない(笑)
ともかく、無事に登山口に到着。
ここから僕の壮絶なる登山劇が始まるのであったw
燕山荘に至るまでの壮絶なる死闘
登山口にあるピッカピカのトイレで用を済ませ、8:00ごろに登山口を出発した僕。
ちなみに、今回の荷物はこれ↓

グレゴリーのズール30というザックに水3リットルやら着替えやら詰め込みまくって、総重量は10kgも。
でも、さすがグレゴリー。
腰のサポートがしっかりしていて、びっくりするくらい背負いやすい。
今年に入って購入し、今回初めて使用したので良い買い物したなと思いました。
ちゃっかり商品紹介をしたところで(笑)登山スタート。
2年前にも来たことあるし、きっと今回も余裕でいけるっしょ!
って思っていた僕の希望的観測は、開始30分ほどで打ち砕かれました。

とにかく登りがしんどい、、、
登山道は整備されていて歩きやすいけど、ひたすら急な登りの連続。
最初の休憩スポットでもある第一ベンチに着く頃にはすでに死にかけておりましたw

ただ、僕のミジンコレベルの記憶では第一ベンチまでが一番キツくて、そこから先は登りも緩やかになるので楽勝でしょ!
って思っていた時期が僕にもありました。
登りは楽になるどころか、激しさを増している気がするんだが。
標高が高く酸素濃度が若干薄いせいもあり、ちょっと登っただけで息があがりまくる。
10メートル歩いては休憩して、また10メートル歩いては休憩と、全然先に進まない。
そんな調子で第一、第二、第三ベンチ、そして富士見ベンチと超えて、
ようやく一つの目安である合戦小屋に到着。

時刻は10:40、登り始めてから2時間40分が経過。
2年前に来たときは登山口からここまで2時間で来れていたので、明らかに体力が衰えている。
ちなみに、ここでは飲み物や食べ物も売っているので少し長めの休憩取るのもあり。
夏はスイカも売っています。
10分ほど休憩し、再び出発。
ちょっと雲行きが怪しくなってきた気がする。

そして、合戦小屋抜けたあたりから本格的にあらわれた雪渓。

この雪渓がとても厄介で、滑らない様にと歩き方も慎重になるし神経も使うので疲れ方が尋常じゃない。
一応、念の為にアイゼンを用意しておいたのですが、ぶっちゃけアイゼン履くの面倒臭くてゴリ押しでそのまま登っていきましたw
(でも、やっぱりアイゼンあったほうが絶対いいです。特に帰りは)

そして、雪渓終わりあたりから燕山荘に向けてのラストスパート。
(雪渓は例年6月中旬〜下旬までには完全に溶けてなくなるみたいです)
ここからが死ぬほどキツかった、、、気持ち的な意味で。

死ぬほど疲れていて、でも目の前にゴールがある、、、
その時ほどゴールが遠く感じるのはおそらく僕だけじゃないはず。
すでに疲れは限界突破していて、5メートル歩くごとに「ゼェゼェハァハァ」言いながら休憩し、その繰り返し。
結局、燕山荘に着いたのは12:00ごろ。

登山開始から4時間もかかってしまいました。
今回は雪渓があるとはいえ、2年前は3時間でここまで登れていた(しかも、割と体力に余裕を持って)ことを考えると体力の衰えが著しい。
30代後半にもなると、もう衰える一方なのかと絶望を感じた瞬間でした。(ただの運動不足のせいの気もw)
見てくださいよ、この苦悶に満ちた表情を。

いや、そうはならんやろw
てか、今年はテント泊するぞ!と意気込んでテントや寝袋など買ったはいいものの、、

テント泊どころか、日帰り登山ですら危うい体力レベルの僕には到底テント類を担ぐ余力なんてない…
(腰も若干ヤバかったですし)
オワタw
わざわざ燕山荘に行ってまで手に入れたかったもの
今回死ぬほどキツい思いまでして、なぜ燕山荘までやってきたのか。
その理由を今から話そうと思います。

ズバリ、燕山荘でしか買えないオリジナルTシャツが欲しかったからです。

背中に「燕」の文字がプリントされたTシャツと、もう一種類は中段左側の柄のやつ。
2023年に初めて燕山荘のオリジナルTシャツを購入し、そのデザインと着心地の良さにすっかり虜になってしまった僕。
2年間ほぼ毎日のように着ていたら、プリントも剥げてそろそろ新しいものに買い替えたい。
ただ、残念なことに燕山荘のオリジナルTシャツはネット通販では買えない。
燕山荘に直接行くか、系列の有明荘まで行って買わなければならない(ただし、有明荘は在庫が少なめなので、自分に合うサイズを手に入れたいなら燕山荘が確実)。
もやはオリジナルTシャツへの執念でここまで登ってきたと言ってもいいくらいw
試着コーナーもあるのは嬉しい。

今回は新色(黄色)も追加されたとのことで、合わせて6着も購入しました(買いすぎたw)

ちなみに、1着のお値段は4,600円。
つまり、6着で…
計算しないでおこう、そうしようw
しばらく買いにこなくていいように、たくさん在庫持っておこうかと思ったんですw
これで、僕の燕山荘ミッションはコンプリート。
ついでに、燕山荘のカフェでお昼ご飯をいただくことにします。

ビーフシチューセットかカツカレーか悩みましたが、選んだのはカツカレー。
真ん中の燕型のチーズがかわいい。

お味は、、、
もう最高にうまい!!
カツは揚げたてでサックサクだし、肉厚でボリュームがすごい。

普通盛りのはずなのに、大盛り以上のご飯の量。
登山で死ぬほど疲れて、死ぬほど腹が減っていたはずなのに、、、
あまりのボリュームに腹がはち切れそうでしたw
これはある意味脅威だなw
本当はYouTube動画出す予定だったけど…
(ちょっと長くなります。あと、暴言多めなので耐性のない人はここで引き返してねw)
今まで触れてきませんでしたが、実はひっそりとGoPro使って動画撮影もしておりました。
最後の動画更新が昨年12月なので、もし今回動画出せば半年ぶりの更新になるはずでした。
しかし、僕は切れてしまいました…
え、何に切れたのって?
怒りでブチギレたというのもありますがw
それよりも何らかの糸がプチーんと切れたように、YouTubeへの未練というか執着みたいなものの糸が切れたように感じました。
ここ半年ほど、なぜか全くやる気が起きなくてYouTubeの動画更新できていませんでしたが、それでも一抹の不安というか焦りみたいなのはありました。
「そろそろ更新しないとチャンネルやばいんじゃないか?」
そういう思いもあり、今回登山ついでに動画も出そうと思っていたのです。
が、しかし、、、
今回の登山があまりに辛くて死にそうで、、、
正直動画撮るどころじゃありませんでした。
てか、ここだけの話ですが、、、
中盤の合戦小屋を超えたあたりから体力的にも精神的にもキツすぎて、一人でずっと暴言吐いてましたw
(もちろん、人が周りに全くいない状況でねw)
「なんでこんな辛いんだよ、クソが!」
「まだ着かねぇのかよ、クソが!」
「何で登りばっかりなんだよ、クソが!」
って、とにかくクソクソばっかり言っていましたw
そんな状態、とても動画でお見せするわけにはいかないw
実は2023年に燕行った時も、今回とは性質が若干異なるものの色々と本音ぶちまけまくりの登山動画を公開しました。
問題の動画がこちら↓
内容としては燕岳登ってから燕山荘に泊まり、翌朝下山するという動画ですが、
その日はネガティブなことが多々あって、それについての愚痴というか僕の考えみたいなことを正直に話すシーンが多々あったりします。
もちろん、僕の意見に賛同してくれる方も多いんですが、批判的なコメントをしてくる人も多く、人によっては人格を否定してくるゴミクソ野郎もいました。
ブログと違ってYouTubeは気軽にコメントできるので視聴者との距離が近くなりやすい一方、こうしたアンチコメントも書き込まれやすい。
僕は並の人間よりも心がお豆腐メンタルなので、10コメント中1つでもアンチコメントがあるとそっちに引っ張られてしまいます。
「やっぱり、あそこで愚痴言わなきゃよかったかな?」
「自分が間違っていたのかな?」
「そもそも、動画出さなきゃ良かったのかな?」
そんなふうに考えてしまう。
だから、なるべくアンチに目をつけられないよう自分の本音を隠しておとなしめの動画を作る。
でも、それって僕の今までの人生、、他人のご機嫌を伺いながら生きてきた人生そのまんまじゃねぇかよ!
何でちょっと愚痴ったぐらいで批判的なコメント書かれなきゃいけねぇんだよ!
何でちょっと本音言ったくらいで人間性否定されなきゃいけねぇんだよ!
何で僕が僕らしく生きようとするのを否定してくるんだよ!
別に誰かを誹謗中傷しているわけじゃないし、誰に迷惑をかけているわけでもない、ただ僕だけで完結する僕だけの独り言じゃねぇか。
そんな独り言にいちいち突っかかってきて、上から目線でものを言ってくる。
マウントを取ってくる。
見ていて気分が悪いとほざいてくる。
「そんなに嫌なら見に来んなよ、クソが◯ね!」
(おっと危ねぇ、ヒートアップするとこだったw)
さっきの動画は2年前のものですが、良くも悪くもいまだに再生され続けているし、コメントも定期的にくる。
話変わりますが、僕がブログやっているのは自分の本音を包み隠さずに発信できるから。
リアルではなかなか本音言うのは勇気が要りますが、ブログなら気兼ねなく本音を言える。
ワードプレスのブログなので読者が気軽にコメントしにくいのも、僕にとっては好都合。
読者との適切な距離感を保てるこのブログというプラットフォームが、僕は心地いいと感じています。
もちろん、人を傷つけるようなこと、法律に触れるようなことは言わないし書かないようには気をつけていますよ。
その上で、せめてブログ内では自分に嘘をつきたくない。
それはYouTubeでも同じ、いや同じでした。
でも、YouTubeでは自分らしくすればするほど非難してくる人も増える。
もちろん、応援してくれる人の方が多いですが、やっぱり定期的にくるアンチコメントには辟易する。
一応、悪質なコメントしてくる人はブロックできる機能がありますが、それでも一度はコメントに目を通さなければならない。
それがいちいちダルいし、腹も立つ。
そういう点も含めて、果たして僕は今後YouTubeの動画投稿を、本当に続けていきたいのだろうか?
YouTubeを続けるのは単に有名になりたいから?
チャンネル登録者増やしてお金も稼いで、周りから見て立派な人間に見られたいから?
しばらくYouTube休んでいた時に感じた焦りは、そういうことだったってことか?
だったら、もうやってられねぇよ!!
今回の動画撮影も中止だ中止!!もうYouTubeなんか糞食らえだ!
死にそうになりながら山を登りながら、ふとそういう答えに辿り着きましたw

いやそうはならんやろw
ゴホン…
まぁ、つまりは今回の登山で途中までは動画を撮影していましたが、
あまりにも登山が辛すぎて今まで溜め込んできたであろう心の怒りが噴出した結果、、
「久々にYouTube再開しようと思ったけど、やっぱり止めだやめ!」
となり、今回の動画はお蔵入りとなりましたw
おそらく今後、登山に限らず旅行全般においても動画は出さないと思います。
(よっぽど、「旅費全部出すから、ここ行って撮影してきてほしい!」とか熱烈なラブコールがない限りはw)
代わりに、最近購入した一眼レフ並みにすごいカメラ付きスマホ(むしろスマホ付きカメラ)で撮った写真で許してくださいw
ブログはバンバン書いていこうと思っているのでね。
ってか、ここまで読み進めてくれた人はきっと仏様のように優しい人か、僕の記事を読みたくて仕方ない変人に違いないw
改めて、今回登山してみて思ったこと
ほぼ半年間全くと言っていいほど運動をせず、ぶっつけ本番で挑んだ今回の登山。
予想通りというか、想像を絶するほど疲れて死にそうになったのは言うまでもありませんがw
(当然の結果ですw)
なんだかんだで行って良かったなと思います。
自分が本当にやりたかったこと、やりたくない事などにも気づくきっかけにもなれましたし、
お目当ての燕Tシャツも大量入手したしw
疲れたからこそ、下山後の温泉は最高に気持ちよかったし。

夕食も泣けるほど美味かったし。

翌日には筋肉痛過ぎて足プルプルでしたが、「やり切ったぞ!」という達成感もまたありました。
もう二度と登山しなくない…
とは言いましたが、なんだかんだでまた登山はすると思いますw
お酒飲み過ぎて二日酔いになった人が、「もう二度と酒飲みたくない」とか言った数日後にまたお酒飲むような、あんな感じ?
ちょっと違う?w
てか、今回改めて思いましたが、登山はやはり一人より2人、3人で行った方が絶対楽しい。
登山中の苦しみも、達成感も、下山後の温泉の気持ち良さも、飯のうまさも、全て分かち合える。
僕は登山系YouTuberになりたいわけでなく、純粋に誰かと一緒に登山したいのかもしれません。
まぁ、燕山荘は今回買ったTシャツが擦り切れて買い替えが必要になるまで当分行かないと思いますが、、
もし誰かに誘われたらTシャツ関係なく燕山荘、、
いや燕山荘に限らず日帰り〜1泊くらいの範囲で行ける山に一緒に行けたらいいなと思っています。
こんな捻くれ者の僕を誘う勇気のある方はぜひ、登山誘ってくださいw
もれなく、僕の変顔が付いてきます(←いらねぇw)
と言う感じで今回は以上となります。
最後まで読んでいただき、サンキューベリーマッチョ!
また次回の記事でお会いしましょう。
バーイ!
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