【体験談】親知らずを入院して4本同時に抜いてもらった話。手術〜1週間後までの壮絶レポをお届けします。

どうも、ヒロキです。

ここ最近、しばらくご無沙汰でしたがそれには理由がありまして、、、

ちょうど先週、5月15日に入院を伴う親知らず抜歯の手術をして参りました。

ことの始まりは数ヶ月前、硬いものを噛むと右奥歯が痛み出したので近場の歯医者に行ってみてもらった時のこと。

最初は虫歯じゃないかと疑っていたんですが、レントゲンを撮ってもらってから診察室で先生から言われた一言。

「原因は親知らずですね。4本あります、、早急に抜いた方がいいですよ」

マジかぁ…

てか4本もあるのかよ!?

え、、親知らずを抜くということは、、ですよ。

つまり、歯茎を切り開いてペンチみたいなやつでゴリゴリと引き抜くということじゃないですか(最初の僕の想像w)

しかも、4本も。

僕の親知らずの配置、レントゲン写真ないのでお見せできませんが、ちょうど該当しそうなイラストがありました(こんな感じです↓)

上顎の親知らずに関しては少し顔を出していましたが、下顎の親知らずは横向きでしかも完全に歯茎に埋まったような感じでした。

横向きの場合、ペンチで一発じゃ抜けないので何分割かに削って少しずつ取り出すことになるんだとか。。。

想像以上に大変な手術になりそうとのことで、顔面蒼白な僕w

ぶっちゃけ、聞かなかったことにして放置しようと考えていました。

だって怖いもん、行きたくないもんw

でも、これを放置してしまうと痛みが増すばかりでなく、横にある歯の歯茎が溶けたり、最悪抜けてしまうかもしれない。

今逃げたら、将来もっと苦しむことになる、、

だったら、今一時の苦しみを乗り越えて将来の心配を取り払ってしまおう。

ということで、半ば渋々手術を受ける決断をしました(笑)

親知らずの手術は僕が行った歯医者では対応できないとのことで、地元の大きな市民病院を紹介してもらい、そこで手術を受けることになりました。

ということで、前置きがかなり長くなりましたが、、

今回は僕が親知らず4本同時に抜いてもらった壮絶なる体験談を、抜歯後1週間までのレポ付きでお届けしようと思います。

これから親知らず抜くよって方、僕と同じく親知らず抜くの怖くてなかなか決断できない方は、僕の体験談で少しでも励みになってもらえれば幸いです。

それでは参ります。

(術後の腫れや痛みは個人差があります。あくまで僕の場合なので悪しからず)

目次

僕が受けた、親知らず手術の方法

親知らずの抜歯は、基本的に局部麻酔をしてから抜歯する方法がスタンダードみたいですが、

本数によっては鎮静剤と局部麻酔の重ねがけをしてからやる方法が取られることもあります。(鎮静剤使用の場合は入院になる可能性大)

僕は親知らずが4本もあったため、診察時に先生から2本2本に分割して抜くパターンか4本一気に抜いてしまうパターンの2つを提案されました。

ちなみに、2本2本で分割して抜歯する場合は鎮静剤なし(日帰り)で2回手術を受けることになり、4本同時に抜歯する場合は鎮静剤使用で入院ありの手術になるとのこと。

少しだけ迷いましたが、先生から

「鎮静剤ありの方が楽ですよ〜。それに4本同時に抜いて1回で終わらせられた方が気が楽でしょうし」

との後押しもあり、僕は4本同時に抜歯する方法(鎮静剤あり)を選択しました。

4本同時抜歯のデメリットとしては入院(僕の場合は1泊)しなければならないことと鎮静剤と入院に伴う費用が嵩むこと、人によっては鎮静剤による副作用が出てしまう恐れがあること(数千人〜数十万人に一人レベルの確率)、

あとは術後しばらく食事が大変になるくらい。

でも苦痛なく、しかも一度で親知らずの抜歯ができる点を考えればデメリットなど大して気になりません。

(食事に関して言えば、流動食など工夫すればなんとかなる)

今思えば、鎮静剤ありの4本同時抜歯しておいて本当に良かったと思っています。

後ほど詳しく感想書きますが、鎮静剤マジで楽でしたよ〜。

入院当日〜手術〜退院まで

入院当日の流れ

当日は指定された時間までに総合受付で受付を済ませ、今回入院することになる病棟のナースステーションへと向かいます。

さらにナースステーションで受付したのち、入院することになる病室に案内されました。

病室は相部屋か個室が選べましたが、僕は個室にしました。

初めての入院、、これが病室か…。

その後、看護師さんから当日の案内、血圧検査や身長体重測定などを受けてしばらく病室で待機。

ちなみに、病室案内されたのが11時で、手術の時間が15時〜。

その間やることなし、、くっそ暇w

幸い、Kindle端末で本読んで時間潰せました。

暇つぶし、マジで必須です。

手術1時間前になると看護師さんがやってきて、いよいよ点滴開始です。

鎮静剤は手術開始直前に点滴から入れる感じで、その前に抗生剤を点滴します。

点滴の針刺す瞬間、地味に痛いんだよなぁ。

てか後から知ったんですけど、点滴中って実は針刺さっていないらしいですね。

針を入れるのは最初だけで、点滴中はカテーテルっていう「体内に挿入して、検査や治療などを行うための柔らかい細い管」だけが刺さったままになっているとかなんとか。

ただ、この時の僕はまだ「針が血管内に入っている」と思い込んでいたので、腕を動かすまいと必死になっていましたw

親知らず手術を受けてみて

15時ごろ、いよいよ手術のお時間がやってきました。

看護師さんが病室に呼びにきてくれて、そのまま看護師さんと歯科口腔外科へ向かいます。

この時点ではまだ鎮静剤投入していないので普通に歩ける状態です。

歯科口腔外科の歯科用チェアーユニットに座り、いよいよ手術開始。

さっそく、点滴の継手部分から鎮静剤が入れられます。

すると、あっという間に視界がグラグラとした感覚に。

例えるなら、お酒に酔っぱらったような感覚。

一気に眠気がやってきました。

さて、肝心なのはここからですが、、、

なんと手術中のことはほとんど覚えていません。

途中、なんか歯削ってるなぁ〜くらいのことは覚えているんですが、

局部麻酔を注射したり、口を開けたり、歯を抜いたり、おそらくゴリゴリしたり、、、

といった施術の一部始終が全て記憶から消え去っているのです。

「気づいたら終わっていた」

まさにこの言葉に尽きます。

手術中の痛みとか皆無、そんな暇ないくらい意識ぶっ飛んでましたw

正確にいうなら、半覚醒状態で寝ていないはずなんですが、、、(いや寝ていたのか?それすら覚えていないw)

ともあれ、全く痛みもなく恐怖することなく無事に手術を終えることができました。

実際にかかった時間は4本抜歯で1時間ちょっとらしいですが、体感としては5分くらいで終えた気分。

術後、軽く口を濯ぐと大量の血が…

その流れで抜歯した歯も見せてもらったんですけど、、

この時、「あぁ、手術したんだな」という実感がまじまじと込み上げてきました。

その後は車椅子で看護師さんに病室まで連れて行ってもらい、ガーゼを噛んだ状態でしばらく病室で安静にしていました。

正直、手術当日はかなりビビり散らかしておりましたが、、鎮静剤思ってた10倍はすごい!

なんだかんだ、点滴の針入れる瞬間が一番痛かった&怖かったっていうオチw

とりあえず、手術自体は無事に終わったので安心。

問題はここから。

親知らずの抜歯で一番大変なのは手術中よりも、術後の腫れと痛みとの戦い。

果たして、どのような痛みや腫れが僕を待っているのでしょうか、、、

乞うご期待(いや期待してねーしw)

手術後の病院食

手術終えたのが16時過ぎ、そこから2〜3時間ほどガーゼ噛んだ状態で安静にし、抗生剤も引き続き追加で点滴し、、

20時ごろ、夕食が運ばれてきました。

これが病院食か。

今は奥歯が4箇所とも使えないので、ほぼ噛まずに飲み込める全粥食。

おかず類も全て刻んであって食べやすい。

味は、、ちゃんと味ついていて美味しかったです。

ちなみに、こちらは朝食↓

なぜか牛乳が付いてくるという。

食事中の痛みについてですが、痛み止めが効いていたおかげであまり痛まずに食べることができました。

ただ、口を濯ぐ瞬間は痛み止め飲んでいても痛かったですね。

あまりに痛かったんで、手術当日の夜は歯磨きできませんでしたし。

翌日にはめっちゃ慎重に歯磨きしました。

【翌日】診察後に退院

朝食を終えたら術後の経過を見るため、一度歯科口腔外科へ。

術後の痛み具合の確認や、退院後の過ごし方など注意点を説明されました。

それからは、1週間後に手術箇所の抜糸をする必要があるため、その予約をして終わり。

一旦病室へ戻り、5日分の痛み止め薬を処方されて午前9時半ごろには退院できました。

終わったぁぁぁ!!!!

術後1週間の痛みや腫れ具合はどんな感じ?

さて、ここが一番気になるところだと思います。

よく、親知らず抜歯後の痛みや腫れは2〜3日ごろがピークと言われています。

僕の場合はと言いますと、、結論から言うと痛みのピークは手術当日の夜中、腫れのピークは術後2日後といったところでしょうか。(こればかりは個人差あるのでなんとも言えません)

手術直後は麻酔が効いていて痛みは感じませんでしたが、術後3時間も経つと徐々に痛みを感じられて、、、

一応、術後は痛み止めの飲み薬をもらえるんですが、その痛み止めの効果を通り越して痛むほどでした。

おかげで、その日の夜は痛みで全然眠れませんでした(病室という慣れない環境のせいもあり)

翌日には痛みもだいぶマシになりましたが、口を濯ぐと若干痛みますし、口も大きく開けることはできない状態。

退院後〜3日間は耐えられない程じゃないですが鈍痛が続くような感じだったので、痛み止めは手放せません。

ただ、痛み止めを飲むとものすごく眠くなるので、術後数日間は半日以上は寝ていた気がしますw

僕はほら、、無職なので薬の副作用とか気にしたくてもいいですけど、仕事している方は少し大変かもしれません。

3日目以降は痛みが徐々に少なくなっていき、1週間も経てば時々少し痛む程度まで回復しました。

顔の腫れですが、僕の場合はピーク時でも左側の頬が少し腫れる程度で済みました。

ただ、人によってはビリヤード玉くらいの大きさまで腫れることもあるそうなので、、こればかりは個人差大ありですね。

1週間後に術跡の抜糸してきました

手術から1週間後の5月22日、つまりこの記事を書いている今日、、

手術で縫った箇所の抜糸をしてきました。

抜糸って痛いの?って思うかもしれませんが、びっくりするくらい痛くないです。

ものの数分であっちゅー間に抜糸が終わってしまいました。

これにて親知らずの手術は終わり。

念の為に痛み止めを処方してもらい、病院を後にしました。

親知らず抜歯後の日常生活(食生活、歯磨き等)で気をつけてたこと

親知らず抜歯後の日常生活で僕が気をつけていたことを紹介します。

いろいろとありますが、特に気をつけていたのは口の中を強くすすぎすぎないこと。

なぜ口の中をすすぎすぎないようにするのかというと、抜歯後の穴にできる血餅を剥がさないようにすることが目的。

血餅とは血のかさぶたのようなもので、親知らず抜歯後にできる穴を保護する役割があると言われています。

この血餅が時間が経つにつれて血肉となり、最終的には穴を完全に塞いでくれます。

もし、その血餅が最初の段階で剥がれてしまうとドライソケットといって、抜歯後の穴が正常に塞がらずに骨がむき出しになった状態になってしまいます。

そうなると、強烈な痛みや炎症、さらには治りが遅くなるという最悪な事態になってしまいかねません。

痛いのは嫌だし、早く治ってほしい。

なので、歯磨き等で口の中をすすいだりする際はゆっくり濯ぐよう気をつけていました。

他にも、食事の際に食べカスが穴に詰まらないよう慎重に食べたり、傷口を刺激するようなもの(熱いもの、辛いもの、酸っぱいものなど)は食べないうようにするなど。

(食べ物に関しては、食べカスの残りずらい流動食をメインにするなどしていました)

僕は関係ないですが、お酒やタバコも治りを遅くする原因になるので、少なくとも1週間は控えた方がいいと言われています。

あと、これは盲点でしたがストローは使わない方がいいみたいです。

僕も最初、流動食をストローで食べようとしていましたが、調べてみたらストローは血餅を剥がす原因にもなるらしい。

気づけてよかった〜^^;

最後に

親知らずが生えている人の割合は、一般的に人口の約70%と言われており、そのうちの7割が親知らずが斜めに生えたり、埋伏したりするなど、問題を抱えることが多いとされています。

つまり、2人に1人は親知らず抜歯という残酷な運命がやってくるということです。

もちろん僕もその一人です、、いや、でした。

本日をもって、親知らずという魔王は歯医者という勇者に倒され、僕のお口に愛と平和が戻ってきましたw

という冗談はさておき、、

親知らずの手術を受け終わった今だから言えることがあります。

それは、

「親知らず抜いてよかった〜」

ほんとこれ。

おそらく、この記事をここまで読んでくれている方は「親知らず抜くのが怖くてビビっているので、少しでも安心できる材料集めたい!」と思っていることでしょう、きっと。

(え、単純に僕のブログが読みたいだけですって!?それはアレですね、、変人ですねw)

僕も親知らず抜く前はめっちゃビビり散らかしていたので、同じような人の体験談これでもかっ!ってくらい読み漁っていましたw

でも安心してください。

痛みや恐怖なんて一瞬です。

特に鎮静剤(入院)ありの手術はマジのマジで楽ちんでした。

「え、もう終わったの!?」

ってくらい一瞬で、痛みや恐怖は皆無といっていいレベル。

点滴の針が一番痛かった&怖かったというオチでしたしw

なんか歯が痛いなぁ〜と思ってから歯医者行ったら「親知らずです。抜きましょう!」って言われた時の絶望。

おそらく僕だけじゃないはず。

「手術怖いし行きたくないし、、、まだいけるっしょ」

と、親知らずのことを無かったことにして手術から逃げてしまう。

そう思う気持ちはめっちゃわかります。

でも、今だから言えます(2回目)。

マジで、親知らずは抜ける時に抜いておいた方がいい、絶対!

抜いた方がいい親知らずを放置すれば、いつか絶大な痛みや苦しみ、最悪の場合は他の歯もダメになってしまう(入れ歯になってしまう)。

そうなってからでは遅い。

だったら、今は一時的に痛いけど、将来楽な方がいい。

もし、親知らず抜歯で迷っている方いましたら、僕が背中を突き飛ば…押して差し上げますw

親知らず抜歯をする場合、4本同時なら基本的に鎮静剤使用での手術になることが多いみたいなので、、

もしどうしても怖いって方は痛みや恐怖が最小限で済む鎮静剤使用での手術をお勧めします。

(もちろん、ちゃんと医師と相談してくださいね)

みんなで親知らず抜いて、快適なハッピーライフを手に入れよう!

ということで、現場からは以上です。

最後まで読んでいただき、サンキューベリーマッチョ!

ではまた。

バーイ!

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この記事を書いた人

愛知在住の36歳独身無職ブロガー。28歳に大手企業を退職し、NZワーホリや全国各地アルバイトを経て2022年からはブロガーという名のほぼニートのような生活をしています(笑)無職なのにひとり旅したり海外短期移住したり、そんな様子をありのままに発信しています。良い子はマネしないでねw

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