【体験談】会社員時代に半年間ネットワークビジネスをやっていた話

どうも、ヒロキです。

実は僕、、、人には言えない秘密がありまして。。

僕がまだ会社員時代の話、社会人1年目の後半から約半年間ネットワークビジネス(マルチレベルマーケティング、通称MLM)をやっていたことがあります。

ネットワークビジネスといえば、いわゆる”マルチ商法”と言われているビジネスのことです。

ネットワークビジネスの会社は色々ありますが、有名どころだと「アムウェイ」あたりでしょうか。

(ちなみに、僕は別の会社の会員でした)

今だから言えますが、ネットワークビジネスはよほどの才能とコミュ力がなければ稼げません。

言葉を濁さずにいうと、僕も含めてほとんどの人はただ上層部のカモにされるだけのクソビジネスですw

そんなのやるくらいなら、ブログやYouTubeの方がよっぽど簡単に稼げます(僕の経験上)。

とはいえ、悪いことばかりではなく「やってよかった」と思うこともあったので、

今回は僕がネットワークビジネスを経験してみて感じたこと(良かったこと、悪かったこと)や、ネットワークビジネスやっている人がどのように勧誘するか、

などネットワークビジネスの裏側を持て余すことなく暴露しようと思いますw

ネットワークビジネスって意外と身近に潜んでいたりするので、勧誘対策のため読んでおいて損はないかも。

それでは参ります。

目次

ネットワークビジネスの仕組み

説明はGoogle先生にお願いしますw

ネットワークビジネスは、商品を販売しながら会員を勧誘して利益を得るマルチ商法のことで、親→子→孫とピラミッド状に会員を広げていく取引です。

ネットワークビジネスの仕組みは次のとおりです。

  • 商品を販売して利益を得る
  • 利益の一部を勧誘した人(親)に支払う
  • 勧誘した人がさらに人を勧誘して商品を販売する
  • 勧誘した人が得た利益の一部を勧誘した人(親)に支払う
Google Search Labs | AI による概要

まぁ、つまりは商品を買ってくれる、もしくは売ってくれる仲間(子)を勧誘し、その仲間がさらに別の仲間(孫)を勧誘し、、、

を続けていくことで親が儲けられる仕組みを作る、と言うビジネスです。

最初の仲間(子)は自分で勧誘しますが、あとは子や孫が商品の販売・勧誘をやってくれるので、

うまくいけば自分は何もしなくてもお金が入ってくるという夢のあるビジネスモデルでもあります。

こうした夢をちらつかせて勧誘するのが常套手段ですがねw

後ほど話しますが、現実はそう甘くはありません。

僕がネットワークビジネスを始めたきっかけ

少々長くなるのでご容赦を。

僕がネットワークビジネスを始めたきっかけはもちろん勧誘されたからですが、

その勧誘された場所はなんと名古屋駅にある書店でした。

僕は社会人1年目からすでに仕事辞めたい症候群になっておりましてw

現実逃避がてらよく書店に通っていました。

ある日、いつも通り書店の自己啓発コーナーで本を立ち読みしていたところ、

身なりの良い60代のおじさん(Kさん)に声をかけられました。

僕がちょうど手に取っていた本を見て「この本良いですよね〜」みたいな感じに声をかけられたと思います。

特に不審な点はなかったですし、とても優しそうな風貌のKさんだったので僕は心を許し、

気づけばかなり話が弾んでいました。

しばらくして、「もし良かったらこのあとお茶でもしない?」と誘われたので近くにあるカフェへ行き一緒にお茶をしました。

この時、まさかそのKさんがネットワークビジネスをやっているなんて夢にも思いませんでしたね。

まぁ、1回目のお茶でいきなり勧誘されることはなく、最初は本についての話題と僕の会社での出来事など当たり障りのない世間話をして終わりました。

Kさんの話がうまかったのと聞き上手なのもありお茶自体とても楽しかったので、次会う約束をしてこの日は解散。

その後、2〜3回目のお茶では経済的な自由を得たら何がしたい?とか今の会社を辞めて独立するとしたら何がしたい?とか、

主にお金やライフワークについての話題について話し合いました。

実はこのタイミングで「お金持ち父さん、貧乏父さん」という本をやんわり勧められましたが、

ネットワークビジネス界ではこの本を進めるのが常套手段になっているようですw

そして4回目くらいの頃でしょうか、Kさんから「お金持ちで自由に生きている知り合いがいるから、紹介しようか?」といった誘いがありました。

Kさんにとってはお金の師匠に当たる人のようです。

普通に考えたら怪しいですが、興味もあったので僕は会ってみようとアポを取りました。

そして5回目くらいの頃に、Kさん同伴でそのお金持ちの方とご対面。

一見すると普通の30代のイケおじですが、話してみると所作やオーラが違うなぁとその時は圧倒されました。

短い時間でしたが、その方が普段どのような生活をしているのか、どんな仕事でお金を稼いでいるかなど気になることを簡潔に質問。

この時、その方がネットワークビジネスという仕事をしていて、そのビジネスで成功している方なんだと理解しました。

僕は当時、ネットワークビジネスについての知識も偏見もなかったので純粋に興味を持ってしまい、、

その次のお茶あたりでネットワークビジネスをやってみようと決心しました。

ネットワークビジネス活動期間中にやっていたこと

ネットワークビジネスはいろんな会社がやっていますが、僕が当時勧誘されたのは旧ニューウェイズ(現在はモデーア)というところでした。

そんな旧ニューウェイズに入会し、僕が約半年間でやっていたことはざっと以下の通りです。

  • 商品の購入(約25万円分)
  • 勧誘
  • イベント(飲み会)への参加
  • セミナーへの参加
  • 月一回の大規模セミナー(関東・関西の交互開催)
  • 商品の宣伝

商品の購入(約25万円分)

ネットワークビジネスではその会社の商品を営業したり、僕の代わりに営業してくれる仲間(自分の子分)を探していくことになるので、

まずは会社の商品について理解しなければなりません。

(実際に商品を使ってみないと営業しても説得力ありませんしね)

そのため、まず入会するために初期投資として約25万円分のパッケージ化された商品をまとめて購入しました。

ただ、初期投資にしてはやけに高いなぁという印象でしたね。

きっとこのうちの何割かは勧誘した人(Kさん)やその師匠に当たる人の利益になるんだろなぁ、と。

勧誘

ネットワークビジネスで利益を出し経済的自由人になるためには、勧誘しないと始まりません。

勧誘はKさんみたいに書店で声掛けするのもアリですが、人見知りの僕にはハードルが高すぎたので

僕が利用したのはマッチングアプリや街コンなどの出会いイベントです。

今思えば本当に出会い目的の方には申し訳ないのですが、、、

ともかく、いろんな街コン、パーティーなどに参加し、連絡先を交換し、お茶に誘いました。

(街コンや恋活パーティー、マッチングアプリはネットワークビジネス勧誘の温床となっている可能性が高いのでご注意を。特に東京、大阪、名古屋、福岡辺りは)

でも、結論から言うと僕は一人も勧誘できませんでした。

お茶(デート)への誘いは割とうまくいっていたのですが、どうしてもネットワークビジネスへ繋げることができない。

ネットワークビジネス勧誘の流れは、まず数回お茶→コミュニティのイベント(飲み会など)に誘う→師匠を紹介→セミナーに参加→勧誘という感じが王道ですが、、

お茶した後に飲み会などのイベントに誘う時点で相手から警戒されたり、参加してくれてもその後に続かない。

まぁ、当然っちゃ当然です。

街コンや合コン、マッチングアプリで知り合った女性なのですから、僕と1対1で話すのが目的なのに、

僕以外の不特定多数のイベントに誘うなんて怪しいと思われないはずがない。

それに、お茶自体はとても楽しかったのですが、

勧誘することに後ろめたさを感じていた僕はどうしてもブレーキがかかって行動に移せませんでした。

あぁ、中には可愛い子と良い感じになったこともあるし、普通にお付き合いしていれば良かったなぁと後悔したこともw

イベント(飲み会)への参加

僕が所属していたビジネスのコミュニティでは、イベントという名の飲み会を定期的にやっていました。

飲み会は主にコミュニティ内(ビジネスやっている人)が新規の人を誘って、普通に楽しく飲むといった感じ。

ここではビジネス勧誘前の何も知らない新規の人が来るため、ネットワークビジネスの話は禁止されていましたが、

それが僕にとってはある意味心地よかった気がします。

ビジネス抜きで純粋に飲み会を楽しめますからね。

会社の飲み会が地獄だった僕にとっては、唯一無二のオアシスでしたw

唯一の不満は他のメンバーが連れてきた新規の人との連絡先交換が禁止されていたこと。

それだけがいまだに腑に落ちない、、、

可愛い子にアタックするチャンスだったのにw

セミナーへの参加

ネットワークビジネスに入会すると、勧誘してきた人のコミュニティ内で開かれるセミナーに定期的に参加していました。

セミナーの内容は主に活動の近況報告だったり、今後の目標や宣言を皆の前で発表したりと。

あとは、新規の入会者や見学者がいたら、その人たちに向けてネットワークビジネスについて説明したりと、

大体こんな感じだったと思います。

あとは適当に雑談したりとか。

コミュニティメンバーの9割以上は普通に仕事している社会人が多いので、セミナーは基本的に夜開催されることが多かったです。

頻度は週1〜2回くらい。

仕事終わりに行くのはなかなか大変なこともありますが、コミュニティの居心地が良かったので何気に楽しかったですね。

月一回の大型セミナー(関東・関西)

コミュニティ内のセミナーとは別に、月一で開催される大型セミナーにも参加していました。

僕が所属していたコミュニティの大元(当時、ワン◯ーランドと言われていた大規模コミュニティ)が開催する大規模のセミナーで、参加人数はなんと4~5,000人にも上ります。

開催は月一の土日2日間丸々使って開催されるため、名古屋住みの僕は泊まりでのセミナーでした。

この大型セミナーがまぁヤバくて、、とにかく熱気がすごい。

収益報告では「◯◯さんが月収△△万円達成しました〜〜!!!」とか「◯◯ランクに昇格しました〜〜!!」で会場全体が湧き立つ。

そして5,000人規模のコミュニティ内で成功している人のタワマン自慢、高級車自慢が始まる。

彼ら成功者が何か言うたびに手がもげるほどの拍手喝采が起こる。

まるでみんなドラッグでもキメちゃっているんじゃないかってくらい以上にハイテンションでしたねw

このセミナーに参加するとなぜか「次は自分も成功するぞ!」とモチベーションが上がり、よりネットワークビジネスにどっぷりと浸かってしまうという不思議w

もはや洗脳か!?

商品の宣伝

メインの活動ではありませんが、ちゃっかり商品の宣伝もしていました。

僕の場合、旧ニューウェイズの商品(化粧品が主流)を普段からさりげなく使って周りにさりげなくアピールしてみたり、スキンケアは毎日欠かさず行う、など。

もし「肌綺麗だね。何使っているの〜?」って聞かれたら「こういう商品使ってて、肌に良くておすすめだよ〜」っておすすめし、

あわよくば勧誘へと繋げる。

こうした理由もあり、定期的に商品を自腹購入し普段から使っている人が多い印象でした。

今思えば、本当によくできたビジネスモデルですよねぇ。

定期的に購入すれば、それだけ勧誘した上層部が儲かるわけだから、、、

クソがw

半年間ネットワークビジネスをやってみて

ここではネットワークビジネスを半年間やってみて僕が感じた「良かったこと」と「良くなかったこと」についてお話しします。

まぁ、結論から言っちゃうと良くなかったことの方が断然多いですがw

少なからず良かったこともあるので書いておきますね。

やって良かったと思ったこと

普段知り合えない人と出会える

会社員をやっているとどうしても職場の人だけとの付き合いになることが多いですし、

皆大卒で一定のキャリアを築いている人がほとんど。

似た経歴の人が多いので話が合う反面、価値観が偏ってしまい刺激があまりありません。

そんな凝り固まった価値観をぶっ壊してくれるのが、職場以外の人との出会いです。

ネットワークビジネスではいろんな職歴、経歴の人と出会えたことで、かなり良い刺激をもらいました。

今の僕のような自由な生き方も、その頃出会った人に少なからず影響されていると思います。

コミュ力が上がる

勧誘のために街コンやパーティーに参加したり、セミナーに参加したりと、、

とにかく人と会って話す機会が多かったので、コミュ障の僕でも自然とコミュ力が上がっていくのを実感しました。

まぁ、終始一貫して勧誘には成功しませんでしたが、、

今思えばそれで良かったと思います。

イベントごとが多く、純粋に楽しい

勧誘までの一環としてコミュニティ内で飲み会やスポーツなどのいべんとごとが割と頻繁にありました。

こうしたイベントに参加するのは、ネットワークビジネス抜きで楽しかったですね。

ぶっちゃけ、ネットワークビジネスさえなければ今でもそのコミュニティに通い続けていたかもしれないくらいですから。

良くなかったこと

ほとんどの人は稼げていないどころか赤字

これが現実、これが偽らざる事実です。

ネットワークビジネスで成功しているのは全体のほんの数パーセント程度です。

しかも、月収100万円以上になると5,000人のコミュニティの中に数人程度しかいないんじゃないかな。

月収数十万円稼げている人でも、それは見かけ上の売上の話。

聞いた話だとセミナーの会場費や交通費、宿泊費、そして商品購入費でほぼ使い切ってしまうため、、

利益はほとんどないと言います。

それに、自分で商品をまとめ買いすることで自分自身の売上を水増ししている人も結構いたので、利益どころか皆赤字なのでは。

副業としてやるなら間違いなくゴミ、、、コスパの悪いビジネスだと思いますw

好きでもない商品を買わなければならない

いくらクソなネットワークビジネスであっても、その会社の商品が大好きなのであれば別に続けて良いと思います。

問題は、その会社の商品が特段好きなわけじゃないこと。

僕はなんだかんだ半年間で50万円以上つぎ込んでいろんな商品と試しましたが、

結果的にリピートしたいとか心から好きだと思う商品は1つもありませんでした。

実は商品の中でサプリメントがあったのですが、当時そのサプリメントを妹に試してもらったところ、、

皮膚の弱い妹は発疹を起こしてしまい、飲むのを即中断。

体に良いと謳われているサプリメントなのに、一体何が入っているんや!?

それがあってから、その会社の商品全般に対して不信感を持つようになりました。

そういう理由もあって、ネットワークビジネスの勧誘にどんどん消極的になっていき、、

徐々にフェードアウトしていったんですけどね。

コミュニティに依存してしまう

たとえ商品がクソ微妙だったとしても、ネットワークビジネス自体をなかなかやめられない人もいます。

その理由は、コミュニティの居心地の良さにあります。

コミュニティ内では基本的に「相手の意見を尊重する」「相手の話を最後まで聞く」「なんでもリアクションは大きく」といった暗黙のルールみたいなのがありました。

当時、職場の人間関係があまりうまくいっていなかったこともあり、自分の悩みや価値観を真摯に聞いてくれ、尊重してくれるコミュニティは僕にとってまさにオアシスでした。

そんなオアシスのような場所、なかなか手放せないのが現実。

僕のように会社でうまくいっていない人ほど、ネットワークビジネスのコミュニティに依存してしまいがちなので

ある意味怖いなぁと思っていました。

コミュニティに依存する=結果的にコミュニティ上層部の金ズルになる、と言うことですからね。

現実を見ましょうw

親に言えない(人に堂々と言えるような仕事じゃない)

まぁ、僕は普通に親に言っていたんですけどw

たいていの家庭ではネットワークビジネスやっているなんて親に言えたもんじゃありません。

それだけネットワークビジネス、言い換えればマルチ商法に対する世間の見方は厳しいと言うことです。

なので、ネットワークビジネスやっている人の9割型はひとり暮らししている人だったりします。

実家暮らしだと、どうしても商品注文した時にバレて親に言い咎められる可能性が高いのでね、、

勧誘する方も相手が一人暮らしかどうかチェックし、実家暮らしだったらやたら一人暮らしを勧めたりしますからねw

そもそも、自分がやっている仕事が堂々と人に言えるようなことじゃないって、なんか悪いことやっているみたいで嫌ですよね。

やっぱり、普段から堂々としていられるような仕事したいものです。

友達を失う

ネットワークビジネスやる最大の、最”凶”のデメリットはまさにこれ。

勧誘の過程で友達に連絡しようものなら、99%の確率で友達を失います。

いや、友達失わないにしろ、間違いなく距離を置かれます。

僕も危うく友達失いかけるところでした。

(コミュニティのイベントには誘ったが、ビジネスの勧誘はしなかったのでギリセーフ)

勧誘しなかったとしても、友達間で「最近あいつ怪しいビジネスやっているっぽいよ」「急に連絡きたら気をつけて」と噂になる確率が高いので、、

一度勧誘してしまったら最後、その周りの友達ともども失うことを覚悟した方がいいです。

それでもついてきてくれる友達がいたら、、、一生大事にしましょう。

【結論】経験としてやるのはアリだけど、友達失うのでオススメはしない

以上、色々と言いましたが、、

なんだかんだネットワークビジネスというものを経験できたのは個人的に良かったなと思います。

結局、半年間の間にもろもろ合わせて100万円近く突っ込んでしまいましたが(爆)、

お金には変え難い経験をさせてもらったのでそれでよしとしましょう。

まぁ、この記事読んで「ネットワークビジネスやってみたい」っていう物好きはほぼいないと思いますが、

もし万が一やりたいって方いたら自己責任でお願いしますねw

お金はどうとでもなるけど、失った信頼と友達は高確率で返ってきませんからね。(当時のネットワークビジネス仲間のリアルな話)

僕は絶対おすすめしないですよ、、絶対w

というわけで、話は以上となります。

僕の知られざる過去を暴露してしまいましたが、、、皆さんこれまで通り僕と接していただけると助かります。

嫌わないでねw

それではまた次回お会いしましょう。

バーイ!

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この記事を書いた人

愛知在住の36歳独身無職男。28歳に大手企業を退職し、NZワーホリや全国各地アルバイトを経て2022年からはブロガーという名のほぼニートのような生活をしています(笑)無職なのに旅行したりと自由奔放に生きた結果どうなるのか?その過程と顛末をブログで発信します。良い子はマネしないでねw

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